「英語を“自分で”学べる子」を育てる
このロードマップの目的は「英語教育を通して自己肯定感を高め、どこでも生きていける子供を育てること」にあります。
英語力だけを鍛えるのではなく、独学で何かを学んだり、考えたりする総合的な能力「知力」を高めることが大切です!
根底にある考え方
このロードマップにある英語学習には基本的な3つの考え方があります。
音から学ぶ
「フォニックス」を通して音と文字の対応関係を学びます。
「フォニックス」を身につければ「初めて目にした単語」でも読めるようになります。
フォニックスは「子供が英語を自分で学べる態勢」に必要不可欠です。
ストーリーの中で学ぶ
言葉は常に「状況・文脈」と一緒にやってきます。英語の一文を切り取って状況、文脈を無視した文章を学ぶ「英文法」は中学校からで間に合います。
本当に使える語学力を身につけるためには状況の中の意味を理解するトレーニングが必要です。
「英語を」ではなく「英語で」学ぶ
ただ英語を学ぶよりも英語で何か他の知識を学んだほうが学習効率が高くなります。
「英語だけを学ぶこと」はモチベーションが維持しづらいからです。
興味を軸に考えることに加えて「知的好奇心を刺激するようなコンテンツかどうか」を考えます。
年齢別英語教育やることリスト(0歳~12歳)
あくまで年齢は参考でしかありません。同じ年でも読み書き、話す力に個人差があります。現在行っている内容に飽きてきた、簡単だと感じるならどんどん先に進んでいきましょう。
親は最高のコーチ
「一般的に言われているベストな英語学習法」を「あなたのお子さんにとってベストな学習法」へとバージョンアップすることが親の役目です。
1番子供のことを知っているのはお母さん、お父さんです。この記事で紹介する学習法から子供の興味関心、レベルに合わせてカスタマイズし、あなたの子供だけのオリジナル英語教育を創っていきましょう!
(0〜3歳)英語で取り組むこと5つ
1 スキンシップを増やす
2 絵本の読み聞かせ(日本語・英語)
3 子供向け番組を流す(歌・ダンス)
4 たくさん話しかける
5 お風呂英語
スキンシップを通して愛情をたくさん与え「安心して何でも挑戦できる子供」に育てましょう。
英語力の伸び代は「明るい性格」に大きく左右されます。これから何万回と間違いをして少しずつ成長していくからです。英語という心理的に負荷のかかるコミュニケーションに負けない子供は、親の愛情をたっぷり受けて育った「自尊心の高い」子供です。
(3〜4歳)英語で取り組むこと5つ
1 ABCの本、ビデオ
2 読み聞かせ
3 子供向け番組を流す(歌・ダンス)
4 ピクチャーディクショナリー
5 お風呂英語
「英語は楽しい」と思えたらそれだけで大成功です。
「英語をお勉強しないこと」が大切です。
(4〜5歳)英語で取り組むこと5つ
1 フォニックス
2 アルファベットをかけるように練習
3 子供向け番組を流す
4 読み聞かせ
5 ピクチャーディクショナリー
(5〜6歳)英語で取り組むこと5つ
1 絵本
2 フォニックス
3 文字を書く練習
4 ピクチャーディクショナリー
5 子供向け番組
(6〜8歳)英語で取り組むこと5つ
1 フォニックス
2 本を読む(一緒に読む+自分で読む)
3 オンライン英会話
4 ピクチャーディクショナリー
5 文字を書く練習
(8〜10歳)英語で取り組むこと5つ
1 フォニックス
2 本を読む
3 コンテンツ学習
4 書く練習
5 オンライン英会話
(10〜12歳)英語で取り組むこと5つ
1 多読
2 中学の準備(文法)
3 コンテンツ学習
4 オンライン英会話
5 英語を使わないといけない環境を与える
まとめ
「英語を学ぶ」→「英語で学ぶ」までは親のサポートが必要です。お母さんやお父さんは教えるのではなく、一緒に学ぶという関係性が子供のモチベーション維持に繋がります。