「パパ、うちの子も英語が話せる子になってほしいわ」
「確かにそうだね、でも僕たち全く英語が話せないよ」
「そうね、でもうちの子は英語嫌いにならないでほしいわ」
「とりあえず英会話教室連れてってみる?」
そんなママパパ!待ってください!英会話教室のメリット、デメリット理解していますか?
この記事を通して、英会話教室に通うメリット・デメリットを理解し、英会話教室に通うのか検討してみてください。
結論:英会話教室だけでは話せるようにならない
英会話教室に通う人で「英語が話せるようになる」のはプラスアルファで他のこともやっているからです。
英会話教室 + オンライン英会話を週2回行っている
英会話教室 + ママパパとお家で毎日英語に触れている
英会話教室 + 毎日英語の絵本を読んでいる
英会話教室 + 近所の英語を話す外国人の子供とよく遊ぶ
英会話教室 + ホームステイ制度を利用し、外国人を受け入れている
英会話教室 + パパの外国人の同僚が、週一で家に遊びに来る
英会話教室 + 公園で知り合ったママ友のオーストラリア出身Anaさんが忙しい時子供の面倒を見てくれる
英会話教室 + パパが趣味のフットサルを通じて知り合ったカナダ人のJohnと家族ぐるみで仲が良い
英会話教室 + 海外旅行でリアルな英語を学ぶ機会を作っている(羨ましい)
英会話教室 + 「ゲームは英語でならおk」というルールでやらせている
英会話教室 + アニメ、ドラマ、映画、ドキュメンタリー、ニュースを英語で楽しんでいる
英語を伸ばすには英会話教室以外で、足りないインプット・アウトプットを練習する場所が必要です。
この中でも現実的なのはオンライン英会話を活用することでしょう。
「通うだけで英語が話せるようになる英会話教室」は残念ながらありません。
子ども英会話教室に通うメリット4つ
継続して英語に触れられる強制力がある
通う曜日と時間、場所が固定されるため1週間のルーティンを作りやすいです。
オンライン英会話は「いつでも、どこでも」というメリットがある反面、自分でスケジュールを組むのが面倒になります。
子どもの気分に左右されず、毎週英語に触れられる強制力があります。
オンライン英会話よりも楽しい
英会話教室は全身を使ってレッスンすることができます。
体を動かすことが大好きな子供達にとって、楽しいと感じるのは英会話教室でしょう。
体の動き、顔の表情や口の動きから英語を学んだほうが記憶にも残りやすいです。
ただ、「楽しいから英語が続けられる!だから伸びる!」みたいな英会話教室がよく使うキャッチフレーズほど英語は簡単ではありません。
友達ができる
英会話教室に通うと子供もママパパもお友達ができます。
僕の生徒でも、同じ学校の他のクラスの友達と英会話教室で知り合って仲良くなった、という生徒がたくさんいます。
子供を通して親同士も仲良くなるでしょう。
違う学校のお友達を通して、情報交換(例えばお受験の話し、オススメの塾など)もできます。
小学校の英語の授業で苦労しない
英会話教室で習う内容が理解できれば、小学校の英語の授業で困ることはないでしょう。
英語の授業に余裕があると、苦手な教科に時間を割けます。
子ども英会話教室に通うデメリット
週一のレッスンでは「会話ができる」レベルにはならない
「会話ができる」とは「意志の疎通ができる」ことです。
完璧な英語を話す必要はなく、単語でもいいので「聞かれたことを理解し、自分の知っている言葉で表現できる力」があるかどうかが大事です。
天気、気分、年齢、好きな色を答えられる力ではありません。答えのない質問に答えられる表現力のことです。
私は200人以上の生徒と出会ってきましたが、この力があると感じたのは数人しかいません。
知っている質問、知っている答え方でしか応答ができない人がほとんどです。
ママパパが安心して何もしなくなる
「自分は英語が苦手だから教えられない、子どもには英語ができるようになってほしい」そう考えて英会話教室にくるママパパがほとんどです。
まずそういったママパパは英語に興味がありません。
興味がないというか、英語に関する知識が少なく、英会話教室に子供を入れることがゴールとなっています。
ママパパも一緒に英語を学んでみませんか?
あなたが興味あることに子供も興味を持ちます。あなたの熱意が、子どもたちに伝わり、ワクワクさせるからです。
自分で英語について調べてみる、少し学んでみれば、あなたの「英語が話せる」の定義が変わり、英語教育への取り組み方も変わってくるでしょう。
学びたいことを学べない
決められた教材に従ってレッスンは進んでいきます。途中から入れば、習っていない内容を自習する必要があります。
僕はどの年齢でも学びたいことを学ぶことが一番の英語上達への近道だと思います。
使わない英語は使う時になって初めて学べばいいからです。新しい言葉を習うのは「その言葉を知らなくて言えなかった」時に初めて学べばいいのです。
レッスン料金に価値が伴っていないことがある
クラスに生徒が何人いても、どの先生でも同じレッスン料金です。
人数が多ければ、それだけ1人1人の練習量は減ります。
生徒のコントロールもより大変になるので「先生と生徒全員」という会話練習が増えます。一人一人違う意見や考えがあっても、人数が多いとそれを表現する機会が少なくなります。
「英語を身につける」という観点だけで判断するとレッスン料金に価格がともなっていません。
読み書きをなるべくしないようなレッスンになっている
「楽しいが英語は身につかない英会話教室」はたくさん存在します。
子供英会話に多いのが「学校のような勉強ではなく楽しく学ぼう hahaha」というキャッチフレーズです。宿題を出すことを推奨しない英会話教室も実際多く存在します。
レッスン中も話す練習、ゲーム中心で「読み書き」の時間は多く取られていません。
英会話を伸ばすには「読む力」が絶対に必要なのに、これだと本末転倒です。
先生のレベルに左右される
どこのクラスでも同じ教材を使い、レッスンの進み方は大体同じですが、担当する先生によって教え方の方針が違うことがあります。
「英語ができる」は必ずしも「英語を教えられる」ではありません。
スピーキングを伸ばしたいのか、リスニング力を伸ばしたいのか、楽しいレッスンにしたいのか、読む力を鍛えたいのか、テキストブックの内容を理解してほしいだけなのか、それぞれの教え方に色が出ます。
基本的に1年間は同じ先生とレッスンを受けるので、担当する先生によって身につく力に大きな差が出ます。
オンライン英会話なら先生を変え、自分に合った人を探すことができます。
「楽しいレッスン」だけで終わらせないために
英会話教室に通う目的は人それぞれ違います。
ですが、「英語を身につける」という目的に絞った場合、プラスアルファを組み合わせてインプット・アウトプット量を増やす努力が必要です。
まずはママパパが英語に興味をもち、少し勉強してみることが大切です。
そのためにこのブログがあります。(まかせとけ!)
まずは「英語 話せるとは何か」「英語 子供 何から」みたいにググってみてください。
その中で「子供に身につけてほしいことが英会話教室なら習得できる」と思ったら英会話教室に通うことを検討してみましょう。
あせる必要はありません。ゆっくり親子で学んでいきましょう。